FXのIFO注文とはどんな注文方法なの?
どういう仕組みで、どんな時にメリットがある?
デメリットもあるのなら教えて!
というわけで「FXのIFO注文とは?」について解説します。
今回この記事は、
- IFO注文のことを詳しく知りたい
- FXの注文方法をいまいち理解していない
といった方の疑問を解消するものとなっています。
IFO注文以外の注文方法はこちらをご覧ください。

FXのIFO注文とは、IFD注文 + OCO注文という仕組み

FXのIFO(アイ・エフ・オー)注文は「IFDOCO注文」とも呼ばれます。
仕組みとしては、
- IFD(アイ・エフ・ディー)注文
- OCO(オー・シー・オー)注文
この2つの注文方法を組み合わせたものです。
それぞれの注文方法はこのとおり。
IFD注文 | 新規注文と、それが約定したときの決済注文をセットで発注できる注文方法 |
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OCO注文 | 2種類の注文を同時に発注できる注文方法 |
IFD注文、OCO注文の詳しくはこちらで紹介しています。



- 99円で「買」の新規注文
- ①が98円になったら損切り
- ①が101円になったら利確
IFO注文のメリット

IFO注文を使うと、こんなメリットがあります。
IFD注文とOCO注文の恩恵が受けられる
IFO注文では買(売)ってから売る(買う)まで、一連のFX売買を発注できます。
ポジションを保有してスタートする前には、すでにゴールが決まっている感じですね。
と、ここまではIFD注文の特徴です。

IFO注文では、さらにOCO注文の仕組みも発揮し、レートが有利・不利どちらになろうが注文を仕掛けておくことができます。

どちらか片方の注文を設定したら、もう一方がフリーってことはありませんね。
このようにIFO注文では、
- スタートからゴールを見通した注文ができる(IFD注文)
- ゴール設定は最善・最悪どちらの場合の対策もできる(OCO注文)
という感じで、IFD注文とOCO注文を組み合わせることによって、両方の注文の恩恵を受けることができます。
注文画面に付きっきりにならなくて良い
IFO注文を利用すると、
- 新規注文
- 利確になるときの決済注文
- 損切りになるときの決済注文
これらを1度の注文で発注することができます。
あとは設定したルールに従って売買されるだけです。
新規注文が約定したからといって、新たな設定を加えることもないですね。

上の図のようにIFO注文では、新規注文や決済注文ごとに発注しなくても良いので、注文回数が少なくて済みます。
常に注文画面に付きっきりになる必要がないので、会社勤めの方や副業でFXをやりたい方でも安心ですね。
IFO注文のデメリット

IFO注文ではIFD注文、OCO注文のデメリットもそのまま影響を受けます。
IFD注文のデメリット
IFD注文で新規注文を指値注文や逆指値注文で発注したとき、レートが設定価格に到達しないと約定しません。

売買自体が開始されないので、トレードの回数が少なくなり、利益が少なくなることもあるでしょう。
下のような値動きをしたときには、多くの利益を取り損ねてしまいましたね。

OCO注文のデメリット
決済のOCO注文で、
- 含み損なった場合の損切り
- 含み益になった場合の利確
このように発注した場合、利益を取り損ねることもあります。
いま保有している通貨を決済した時に発生する損失のこと。「評価損」とも言う。
いま保有している通貨を決済した時に発生する利益のこと。「評価益」とも言う。

上図のように、勢いよく上昇する相場は、利確の設定価格に到達した後もどんどん上昇していく事があるからです。
この場合は早々に決済してしまったのが裏目に出てしまいましたね。
というわけで、相場の動きを観察できるときにはOCO注文せず、値動きをチェックしながらの決済が良いこともあります。
ただしこの場合でも、損切りには対応しておきたいので、
- 新規注文
- 損切りの決済注文
のIFD注文で注文することをお勧めします。
FXのIFO注文とは|まとめ
以上、「FXのIFO注文とは?」についての解説でした。
ポイントをまとめると、
- IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法
- IFD注文とOCO注文の両方の恩恵が受けられる
- 設定価格になったら機械的に売買されるので、頻繁に取引状況を為替レートやチャートを見れない人にもおすすめ
- 取引状況によってはIFO注文が裏目に出ることもある
って感じです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上ですっ!