こんにちは。
キザルと申します。
「自動売買」という投資方法で、ほぼ放ったらかしで資産を増やしています♪
- 自動売買に興味があるけど、始め方がわからない
- 普段の仕事や生活が忙しくて、投資に割く時間がない
- 初心者で投資の知識がなくても稼げるようになりたい
当ブログは、以上の方々に向けた内容となっています。
「自動売買」とは
最初に「自動売買とはどんなものか」について説明していきます。
投資には「裁量トレード」と「自動売買」がある
まず、投資の手法は大きく、
- 裁量トレード(自らの意志で売買する仕組み)
- 自動売買(設定したルールに従い、自動で売買される仕組み)
この2種類に分類できます。
株やFX投資でよく聞く「デイトレード」や「スキャルピング」は、売買の最終判断は利用者自身。

「裁量トレード」と「自動売買」の仕組みや特徴
「裁量トレード」と「自動売買」の、両者の大まかな仕組み・特徴は下表のとおりです。
裁量トレード |
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---|---|
自動売買 |
|
さらに売買スタイルの違いから、自動売買もいくつかの種類に分けることができます。
次章で自動売買システムの種類ごとに、仕組みや特徴を説明します。
自動売買は大きく「リピート」「シストレ」に分類
自動売買にも、いくつかの投資手法があります。
中でも主要なものは下の2種です。
- リピート
- シストレ

それぞれの仕組みを見ていきましょう。
自動売買【リピート】の仕組み
リピートによる自動売買は、IFD注文を繰り返し仕掛けていくものです。
IFD(アイ・エフ・ディー)注文とは、新規注文と決済注文をセットで発注する注文方法です。
新規注文が約定した後に、改めて決済注文を発注する手間の省けるというメリットがあります。
※約定:発注した注文が成立し、取引が実行されること。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

裁量トレードでのIFD注文は、決済注文が約定した時点で完了です。
それ以降、新しい注文が発注されることはありません。

リピート系の自動売買システムを利用してIFD注文を発注すると、決済注文が約定した後も再びIFD注文が発注されます。
そして自動売買システムを中断しない限りは、「決済後に再び新規注文」の繰り返しです。

この仕組みがリピート系自動売買の基本の考え方です。
FX自動売買システム【シストレ】の仕組み
シストレによる自動売買はリピートよりも複雑です。
「IFD注文の繰り返し」というシンプルで規則的なリピート系に対して、シストレでは難解なロジックで実装されたプログラムに従い自動売買が行われます。

シストレでは、この自動売買を行うプログラムのこと「ストラテジー」と呼びます。
ストラテジーには「選択型」と「設定型」があり、
- 選択型:FX会社が用意したストラテジーを選択し、自動売買を行う
- 設定型:利用者自身でストラテジーを作成し、自動売買を行う
という仕組みです。
「設定型」でストラテジーを作成するには投資の深い知識が必要ですね。
なので投資の初心者の方が運用するには「選択型」がおすすめ。
しかし選択型も、「いつ買(売)っていつ売る(買う)のか」などの中身が明かされていない場合が多いです。
自動売買のメリット
自動売買を利用するメリットは以下のとおりです。
裁量トレードでは実現できない複雑な注文が可能
例えば「100円で買って101円で売るIFD注文」という裁量トレードは、リピート系の自動売買で、
- 100.000円で買って100.100円で売るIFD注文
- 100.100円で買って100.200円で売るIFD注文
- 100.200円で買って100.300円で売るIFD注文
- 100.300円で買って100.400円で売るIFD注文
- 100.400円で買って100.500円で売るIFD注文
- 100.500円で買って100.600円で売るIFD注文
- 100.600円で買って100.700円で売るIFD注文
- 100.700円で買って100.800円で売るIFD注文
- 100.800円で買って100.900円で売るIFD注文
- 100.900円で買って101.000円で売るIFD注文
こんな感じで分割するように注文することが可能です。
これにより、僅かな為替相場の変動で利食いできます。
保有している外国通貨を決済して、利益を確定させること。

さらに、リピート系ではこのIFD注文は繰り返される仕組みでしたよね。
というわけで、為替レートが100円から101円の間を行ったり来たりしている間は、永遠に売買が繰り返されます。

ちなみにこのとき、裁量トレードのIFD注文は一度しか売買が成立していません。
トータルの利益では自動売買が上回っています。

このようにリピート系の自動売買は、ひとつひとつの利益は少なくても、それを数多く発生させていく戦法です。
このような細かい売買を、裁量トレードで実行するのはほぼ不可能。
自動売買でリピート設定をしておくからこそ、できる技だと言えますね。
専門的な知識や経験がなくても売買できる
裁量トレードでは、取引する通貨ペアの値動きに見通しを立て、売買をします。
前節の例でいくと「100円で買って101円で売る」といった感じですね。

この見通しを立てられるようになるには、FXや株、仮想通貨の経験と知識は必須です。
さらには、経験と知識が豊富だとしても予測が外れることは多くあります。
一方で自動売買は決められたルールに従い、機械的に売買を繰り返すのみ。
「100円〜101円の間でリピートする自動売買」を発注するというような、ざっくりとしたものでもOK。
あとはその仕掛けた価格帯のなかで、レートが変動さえすれば勝手に利益が発生します。

以上より、自動売買は投資の未経験・初心者でも運用できて、おすすめな手法だと言えます。
注文画面を見続けなくて良い
自動売買では、最初に売買プログラムを注文してしまえば、基本的には放置でOKです。
- 注文したプログラムが思惑通りに機能しているか
- 売買の設定を間違っていなかったか
こういった最低限の動作確認は必要ですが、動いているプログラムに手を加えるような作業はありません。
さらに裁量トレードではリアルタイムの為替相場を見ながら、売買するかどうかを自分自身で判断するので、
もちろん迷った結果、成功するトレードもあります。
一方、自動売買で運用している投資は、注文画面に付きっきりになることもありません。
いちど注文してしまえば24時間、食事しているときも寝ているときもプログラムは稼働してくれます。
本業のお仕事が忙しい方にとっては、副業で運用していく投資手法に適している仕組みですね。
自動売買のデメリット
自動売買のデメリットも確認しておきましょう。
すべての投資サービスで扱っていない
と考えた方もいるかと思います。
ここで注意しておきたいのは、「証券会社やFX会社など、すべての投資サービスが自動売買を扱っているわけではない」ということです。
手数料やキャンペーンなどの諸条件を比較して口座開設しても、その会社が自動売買を扱っていなければ意味がありません。
既に証券会社やFX会社の口座をお持ちの方も、その会社が自動売買を運営しているのかはチェックですね。
自動売買の手数料は裁量トレードと比べて高め
自動売買には取引手数料が発生するものもあります。
裁量トレードに慣れている方は、これが余計な痛手に感じるかもしれないですね。
さらに、FXの自動売買では各通貨ペアのスプレッドは、比較的広めに設定されています。
僅かな値上がりで利食いできるとはいえ、新規注文の約定した瞬間にはそこそこの含み損があることは理解しておきましょう。
同時刻・同通貨ペアでの「売」と「買」の価格差。

上図のときスプレッドは0.02円(=2銭)です。
※「スプレッド2銭」では、新規注文が約定したと同時に2銭の含み損を抱えていることになります。
いま現在保有している外国通貨を決済した時に生じる損失のこと。「評価損」ともいいます。
自動売買の始め方|まとめ
以上、自動売買についての解説でした。
ポイントをまとめると、
- FXの売買手法には「裁量トレード」と「自動売買」がある
- 自動売買はさらに「リピート系」「シストレ」に分類される
- 自動売買ではFXの知識がなくても利益を出すことが可能で、初心者にもおすすめ
- 限られた時間でも運用できる自動売買は副業にも適している
- 取引手数料が発生するものもある
って感じです!